無敵鋼人ダイターン3

STORY

第31話 「美しきものの伝説」

脚本:桜井正明/絵コンテ:記述なし/演出:貞光紳也/作画監督:加藤茂

 自分こそが「世界一の美人」だと自負するコマンダーZ(ぜっと)は、コンピューター鏡が選んだ世界一の美人、女優の「アクター蘭」に嫉妬。自分よりも美しい存在を許せないZは、メガノイド博物館の陳列人形にするべく、蘭を捕らえるためにソルジャーを差し向ける。  蘭は舞台劇に出演中、3人のソルジャーの襲撃を受けることになる。偶然彼女の警護をしていた万丈は、ソルジャーの魔の手から蘭を救い出すと、そのまま舞台から逃走。そして追撃してきたソルジャーを撃退したのも束の間、今度はZ自らデスバトルで現れ、2人を消し去ろうとする。絶体絶命のピンチに陥る2人を救ったのは、騒動を知り駆けつけたレイカたちだった。そしてレイカがミスター・グリーンで2人を救助し、ビューティとトッポがレディ・ピンキーで攻撃しデスバトルを追い払う。

第32話 「あの旗を撃て!」

脚本:星山博之/絵コンテ:山崎和男/演出:小鹿英吉/作画監督:田島実

 月の衛星軌道上に展開する、コマンダー・トーレスの球体デスバトル「デススター」。ここから地上の万丈邸を「2800mm砲」で砲撃しようと企んでいた! トーレスの命を受けたソルジャー隊長「タップ」は、部下を引き連れ万丈邸の位置を探り、それらしき天文台と豪邸に超電磁発信機の付いた旗を立てる。そこから発信された電波を頼りに2800mm砲を放つトーレスだったが、すべてハズレだった……。ところが、その爆発の調査にやって来たレイカたちをタップが偶然発見。彼女たちを尾行し、本物の万丈邸を突き止めてしまう。

第33話 「秘境世界の万丈」

脚本:松崎健一/絵コンテ:只野泰彦/演出:藤原良二/作画監督:只野泰彦

 ポイントXと呼ばれる、南シャングリア中部の密林に存在する古代アンカ帝国最後の黄金都市「エンドラド」。そこに宿る秘宝「オリハルコン」の力を手に入れようとしていたメガノイドは、電子回路を狂わす磁場の影響で2度の調査に失敗。そこへ3度目の調査を進言するコマンダー・ドイルは、現地到着後48時間以内に連絡することを条件にコロスの許可を得る。磁場の干渉を受けない生体メガノイドでもあるドイルは、配下のサタンソルジャーを伴って現地へ赴くと、神殿の入り口を発見。それまで培ってきた考古学を活かし、オリハルコンのある部屋に辿り着く。だが、光り輝くオリハルコンによってドイルは部下共々操られてしまう。

第34話 「次から次のメカ」

脚本:斧谷稔/絵コンテ:記述なし/演出:井草明夫/作画監督:江塚我子

 メガノイドとの決戦に備え、レイカとビューティはマサアロケットの訓練用タイプ「マサア2」で慣熟飛行の訓練。トッポはダイターンの操縦訓練を行っていた。ところがダイタンクへ変形したトッポを、巨大戦車「ニーベルゲン」が襲撃する。絶えまなく続く砲撃に、ダイターン3への変形を断念したトッポは、反撃を試みるも敵は無傷。ダイタンクのキャノン砲ではニーベルゲンを倒すことができないばかりか、中破させられてしまう。

第35話 「この愛の果てに」

脚本:松崎健一/絵コンテ:記述なし/演出:貞光紳也/作画監督:佐々門信芳

 駆け落ちしたコマンダー・マリアとフランケンを捕まえるべく、地球へ派遣された新風紀委員長のコマンダー・ジライヤ。マリアの目撃情報を元にシン・ザ・シティに部下と共に潜入。マリアとおぼしき美女たちを誘拐するも、捕らえた中にはマリアの姿はなかった。ジライヤは、監視目的で派遣されたコマンダー・スミカから、誘拐現場を隠し撮りされていたことを聞かされる。

第36話 「闇の中の過去の夢」

脚本:星山博之/絵コンテ:斧谷稔/演出:小鹿英吉/作画監督:やしろかずお

 アメフトを観戦中の万丈たち5人は、突如出現したデスバトルによって、西洋風の古城に連れて行かれる。そして暗闇の中に放り込まれ、火の玉、無数の手、巨大化け猫などの怪現象に襲われる。すべてはメガノイドの仕業だとわかっていても、これまでとは違う彼らの戦法に戸惑う万丈たち。ところがその途中、レイカたち4人は、崖っ縁に張り出した下の谷底も覗ける透明な容器に収容されてしまい、万丈はひとり取り残されてしまう。

第37話 「華麗なるかな二流」

脚本:荒木芳久/絵コンテ:記述なし/演出:藤原良二/作画監督:山崎和男

 一流好みの幼なじみ「木戸川」から、挑戦状を叩きつけられた万丈。当初、乗り気でない万丈だったが、レイカたち3人が人質にされていることを知り、受けて立つことにする。そして木戸川の待つ城へ乗り込んだ万丈は、彼と1対1の勝負をする。その中で木戸川は、何事にも負け続けていた万丈に勝ちたい一心で「コマンダー・キドガー」になったことを告白。そんな彼に対し万丈は「人質をとったことが、初めから負けている証拠だ」と、言い放つ。素直に負けを認めた木戸川は、3人をあっさりと解放。ところが、それを不服とする部下「ドグマン」は、帰投するマッハ・アタッカーを襲撃し、再び3人を捕獲してしまう。

第38話 「幸福(しあわせ)を呼ぶ青い鳥」

脚本:桜井正明/絵コンテ:藤原良二/演出:小鹿英吉/作画監督:高木敏夫

 宇宙の渡り鳥「青い鳥」が、太陽系に飛来してきた。青い鳥が核融合反応の塊であることを突き止めたコロスは、その力を手に入れ全銀河の支配を目論んでいた。そんな彼女は、万丈たちの宇宙船接近の知らせに、万丈たちも青い鳥を狙っていると考え、彼らよりも先に青い鳥を手に入れるべく、コマンダー候補生「松(まつ)、竹(たけ)、梅(うめ)」の3人組を差し向ける。

第39話 「ビューティ、愛しの詩(うた)」

脚本:荒木芳久/絵コンテ:記述なし/演出:貞光紳也/作画監督:田島実

 ビューティ観光会社が所有する、世界初の月観光船「ラビット号」が、コマンダー・ネンドルのデスバトルに誘拐されてしまった。ビューティの父親から相談を持ちかけられた万丈は、デスバトルがストーンヒル博物館に着陸したことを突き止め、ビューティと共に博物館に急行する。ところがその最中、マッハ・パトロールがメガノイドに襲撃され、万丈はレディ・ピンキーで行動するビューティを先行させる。しかしメガノイドの襲撃をはね除け、万丈が博物館に到着すると、ビューティがネンドルに拉致されてしまう。デスバトルで逃走するネンドルをダイターン3で追撃する万丈。砂漠地帯に着陸したデスバトルに攻撃をしかけようとするが、人質となったビューティやラビット号の乗客たちを見せつけられ、攻撃をためらってしまう。そんな万丈に対し、ネンドルは人質の命をちらつかせ、万丈をダイターン3から引きずり降ろす。

第40話 「万丈、暁に消ゆ」

脚本:荒木芳久/絵コンテ:斧谷稔/演出:藤原良二/作画監督:塩山紀生

 人間をドン・ザウサーにひざまずかせるため、火星に巨大な推進装置を取りつけ、地球を目指して移動を開始したコロス。だが、万丈が必ず抵抗してくると予想し、コロスは残った配下の者たちに迎撃の準備をさせる。

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